高級魚アラを求めて伝統的「桶流し一本釣り」で釣り上げる新潟柏崎市

新潟県の柏崎市で高級魚のアラを釣りあげる伝統的な「桶流し一本釣り」について密着。

アラという魚の種類のことから柏崎で行われている独特の一本釣りの仕掛けや使われるエサなど、釣り方を解説します。アラはクエと並んで幻の高級魚とされる非常に美味な白身を持つ大型の魚です。釣り人にとって魅力的な対象魚であることは間違いありません。




アイキャッチ画像:BSN新潟放送

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高級魚アラとは


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アラとはスズキ目アラ科の海水に棲む、大きいものは体長が1メートル超えにもなる大型魚。

別名は「沖すずき」ともよばれ、鋭角に細長い頭の形をしています。

また色味は適度に脂の乗った癖のない白身で、クエと並んで高級魚として扱われる大型の魚です。

九州地方の一部では同じようなクエのことを、地方名でアラと呼ぶことでクエと混同されやすいが、まったくの別種で、

スズキのようにエラ蓋に2本のとげがあったり、背びれが2か所に分かれているなどの特徴から

アラとクエはすぐに見分けがつきます。

魚市場でもキロ当たり5000円以上で取引される。これは実に真鯛の約4倍以上の値段になるので、その珍重されているほどが伺えます。

幻の高級魚と呼ばれているのもクエと似ていますね。

今回ご紹介する新潟の柏崎市の一本釣りされたアラは

2キロ以上の個体を神経締めをしたものを「柏崎のアラ」として認定され、その証明書とともに出荷されます。

新鮮なものをその日のうちにすぐに食べてしまったほうがよさそうですが、

どうやら3日~7日ほど冷蔵庫で寝かせ熟成させたほうが旨味が増すそうです。

アラはほとんどが地元や都市圏の高級料理店で消費され、あまり流通されないが

2キロ以上の丸の1尾からならば通販で購入が可能!

一度は食べてみたい!! ↓

 

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桶流し一本釣り

桶流し一本釣りとは、桶に結んだ120m~160mほどのラインに3~4本の針がつけられた仕掛けを

桶から海へ流して釣るという、漁師さんたちが考えた伝統のある漁法です。

すぐに仕掛けが海流に流されてしまうため、潮の速さと向きを計算しながら

漁師さんたちは器用に右手で船のエンジンを操作し、左手で潮の流れと海底の深さによって

垂らすラインの長さをコントロールするという繊細さが求められる釣り。

豊富な経験と技術が試される釣り方です。

エサは近海で釣れたサバやエソ、イカなどをその時々で用います。

エサを食ってきて掛かったアラを水面を漂うように浮いている桶を目印に回収していきます。