鹿児島県蕨島の海岸で長さ2m40cm、重さ360kgのクロマグロが捕獲されました。
蕨島沖でアラカブ釣りをしている最中にその姿を発見し捕ることに成功。鹿児島のクロマグロのことや今回見事マグロを捕った男性のマグロとの縁は無縁ではなかった人物像など興味深いお話も踏まえてお伝えします。
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実は九州はクロマグロの名産地!
今回クロマグロが捕獲されたのは鹿児島県北部・八代海に面した出水市の蕨島の海岸。
アラカブ釣りをしに沖合に出かけた釣りをしてる最中に
大きな水しぶきを上げて泳ぐなにかに気付いたといい
「はじめはイルカかと思った」そうです。
知人の漁師さんに助けを求め、船で港まで引っ張りクレーンで引き上げました。
そして計量すると長さが2m40cm、重さ360kgも!!
クロマグロというとテレビの影響もあって!?かどうか青森県の大間のイメージが強いが、
鹿児島県は実は養殖クロマグロの国内でも有数の産地でもり、
実はクロマグロの漁獲量が日本一は長崎県の五島市と対馬市であり何もクロマグロは寒い北の国だけではないことが伺えます。
捕獲したのは元マグロ漁船員の男性
発見し捕らえたのは出水市高尾野町で木材加工場を経営する67歳の尾ノ上則夫さん。
実は昔マグロ漁船に乗っていた経験の持ち主で、自分の経営する木材加工場のトラックで引き揚げ、軽量したあと
自らの手で慣れた手つきで捌いて、
クロマグロのうわさを聞いてやってきた近所の方々、40人ほどに振る舞ったといいます。
自分の取り分は気づいたら1kgほどしか残っていなかったらしく、
「気が付けば自分のはなくて(笑)みんなが喜んでくれたから、うれしい」
と写真の優しい笑顔をしていらしたのがとても印象に残っています。
こんな素敵な笑顔の人のこと、神様も見ていたのでしょうね。そんなことが思い浮かぶ人間味ある人物の
大型魚捕獲のエピソードでした。