山形県白鷹町にかかる最上川でブラックバスの駆除を目的とした釣り大会が開催さています。
白鷹町は最上川の日本最大規模のアユのヤナ場があることことで知られている地域ですが、
近年全国的に減少傾向にあるアユに対してブラックバスは減る一因とされています。
記事内画像:山形新聞
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期間が長いロングラン釣り大会
白鷹町から依頼を受けた町観光協会が釣れたブラックバスを1匹300円で買い取る取り組み。
20年から最上川のアユを守る目的で実施されていて、昨年はこれまでで最多の1633尾のブラックバスが買い取られました。
釣りポイントは高玉揚水機場から大平橋までの最上川で、釣ったバスを道の駅白鷹ヤナ公園にある「あゆ茶屋」に持ち込み買い取ってもらう仕組みになっています。
今年は5月16日から参加者が募集されました。
参加は事前登録制で今年は現時点で100人の釣り人が駆除役として登録しています。
最上川のアユ
ここ山形県白鷹町は日本最大と称される最上川のアユのヤナ場がある土地で
生息するアユの数を記録し始めた2001年のその年には約4万8千匹が確認された同地域のアユも
年々数が減少傾向にあり、過去5年間は年間平均約2300匹程度にまで激減。昨年は1000匹代まで落ちこんでいます。
減少の原因は、環境の変化などさまざまな要因が考えられますが、
この近年、外来種でなんでも捕食し適応能力が高く、アユを好んで捕食するブラックバスが、最上川で生息域を拡大していることが確認されており、
これがアユ減少の一因にもなっているといわれています。