IL Pescaria

IMZリミットブレイカーインプレ!実釣した率直な感想と期待値大の先進性ピックアップ

imz リミットブレイカー インプレ

IMZリミットブレイカーのインプレです。

購入して何度か実釣してみた結果の率直な感想をお伝えします。

まずこの機種のほかに類をみない特徴を知ってもらった上で実釣から感じた点と気づいた点を文字にしてみました。

また気になるブレーキモードの設定方方法などを動画と画像付きで解説します。

ダイワ初のDCで世界初となるアプリと連携!

IMZリミットブレイカーのインプレをご覧ください。




記事内画像:釣り道具|Il Pescaria

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IMZ リミットブレイカーの特徴の感想

持っただけの感想はビッグベイト用かなぁ!?…

まず箱を開けて持ってみてからの状態でハンドル回してみた感じは、う~ん「これやっぱビッベイト用かな」って気がします。

自重250gと有力なライバルと誰もが認めるアンタレスDCMDと比べるとやや重たくなっています。

実釣インプレで釣りをしているときに感じる重さについて解説しています。

単に持っただけのときだと・・・。回してみて・・・フィネスに使用するには無理があると感じ

パワーはありそうなのでビッグベイト用にはいいのかな…と率直に思いました。

 

世界初アプリと連携


自分がもっとも興味をいただいたのがこれ、スマホアプリとの連携です。

とはいえ、必須のブレーキモードがインストールされたり、釣行時の飛距離の記録がデータとして記録されるだけ!?なので

一度ペアリングしてしまえば(実際はやり直しがいるんだけどw)

あとは、ほぼなくても問題ない機能だと思いますけど、

まだ出始めなので今後ブレーキモードなど機能のアップデートとかがアプリからインストールできるようになるなどアプリとしての機能が充実してきたら、これはこれで本当に革新的でおもしろくなると思います。

ギア比 最大ドラグ 巻き取り長
8.4 7kg 100cm
自重 ハンドル長 ベアリング
250g 95cm 12/1
糸巻量:ナイロン 糸巻量:PE ハンドルノブ
16lb-125m、20lb-100m 4号-100m、5号-80m EVAラウンドスリム

 

アプリとのペアリング方法


アプリに本体を登録し機種本体とのペアリングしなければ用意されているブレーキモードがインストールされない仕組みになています。

これがちょっと最初戸惑うし、面倒ですがアプリとのペアリングは必須です。

アプリと連携しなくても、たとえば全然充電もしなくてもブレーキモードがスタンダード(デフォルト設定)のままリールとしては機能しますが、

それだとDCリール使う意味がなくなるのでアプリとの連携は必須です。

充電の仕方や、アプリとのペアリング方法などは下記のページで詳細に動画付きで解説しています。
自分がつまづいた点と対処方法も解説しています↓

 

アプリ記録は正直…

感覚だけで飛距離判断してる人には◎
アプリでブレーキモードのインストール後には、アプリ内に飛距離データが蓄積されます。

巻いたラインの種類と、太さ、巻き量を最初に設定しておき、

それに応じてスプールからのラインの放出量で飛距離を割り出してデータ化されます。

ただこれ最初に興味本位でみるだけで、実釣に際し必要ない機能なので今のところ個人的にはあまり必要ないです。

筆者はインプレするためにデプスチェッカーを用いて飛距離を測ることが増えたので、

そのときに気付くのですが

いつもだいたいの
感覚だけで飛距離を目分量で数値化するひとは、実際に測ってみると大きな開きがあることに気が付きます。

そういった人には重宝する機能だと思います。

じきに飽きてしまいますけどww

 

【取説】釣行時のアプリとの接続方法

本体の電源をONにするだけでも釣りは可能ですが、飛距離データをアプリに記録していきたい場合は釣行前にポイントについてから通信が必要です。

アプリに本体の機種登録(ペアリング)が済んでいることを前提にして説明します。

アプリへの本体の登録、ペアリングの仕方については先述のとおり別ページをご覧ください。

まず本体の電源を入れます。

電源がONになった状態でスマホを取り出しアプリを開きます。

そして【DAIWAコネクティングシステム】⇒【リールごとに見る】⇒設定したリール名を選択

すると下記の左側の画面が開きます

このときに、アプリが本体を探し始め、探し充てるとリール本体がピピッ!という音とともに白いLEDが点灯します。

そうなれば通信完了。データが記録されます。

探されるまで待っていても出来ますが、上の赤枠をタップし、青く反転させた状態にするとより早くできます。

 

【取説】ブレーキモードの設定変更の仕方(動画付き)

https://seiro-nigiwaikan.jp/wp-content/uploads/kakou/imz-setting.mp4
ブレーキモードの変更の仕方や、釣行の際のブレーキの利き具合を調整の仕方などを一気に動画にまとめてみました。

ダイワの発効するWEB説明書でもいいのですが、特にブレーキモードの変更の仕方は読んだだけではわかりずらかったので動画にしてみました。

音と光るLEDの様子と説明が一致してると理解しやすいと思います。

必要な個所だけ見たい人は下記の時間まで早送りして確認してください。

======
00;0;00  充電残量の確認
00;21;00 ブレーキモードの変更
01;11;13 ブレーキ度合調整
01;40;06 本体電源OFFのやり方
======

ブレーキ度合の目盛り

ブレーキ度合の調整は、LEDのランプは4つですが、【点灯】で+1と、【点滅】で+0.5で全部で8段階あります。

詳しくは動画でご覧ください。

本体電源OFFは必須ではない

本体電源はアプリ内のリール設定で「自動スリープ」で設定した時間内に動作が行われない場合、自動的に電源がOFFになります。※デフォルトで5分(最長)に設定してあります。

ですからたとえ納竿して電源OFFにしなくても勝手に電源は切れるのですが、

アプリとのペアリング時の方法と、電源OFFのやり方が似ていて(ボタンを長押しする時間とLEDの点灯など)

実際は細かな部分が違うんですけどやり方が似通っていて最初わかりずらく苦労した箇所で

自分と同じく迷うひとがいると思ったので一応動画に収めてます。

IMZ リミットブレイカー実釣インプレ

ではここからは実釣インプレです。

まーなんといいますか、本体が充電必要ないわば持ち運べる”電化製品”であり何度かトラブルに見舞われながら

これまでのインプレの中でいちばん日数と時間を要しましたww

それも踏まえてご覧ください。

セッティングは以下になります。

ライン:PE4号 100%
※アプリ設定が%での設定なため%で表記。
詳しくはIMZリミットブレーカーの初期設定!アプリのペアリング方法をご覧ください。
リーダー:ナイロン 50lb 1m

スプールの幅が広いのでしょうか糸巻量が多く巻けます。このたりも大きいルアーに向いてる気がします。

筆者の場合、ビッグベイトの使用を念頭にしたのでこのようなラインセッティングを選びました。

このへんは異論もあるかと思います。お好みでお願いします。

 

ロッドにラインをセットする間にバックラw


たぶんですねスプールがベイトフィネス並みに軽いです。径はほぼアンタレスDCと同じだと思いますが

ロッドにラインを通してセットする際にクラッチ切るだけで無駄にスプールが回転して

思いのほか巻いてるラインがほつれてきます。

もうこの時点でイライラしてくるんですけど…

その分軽いスプールで飛距離に影響するかもという期待を持ちグッとこらえてww

 

ブレーキ設定はPEならPEモードで2~3くらい


個人的にブレーキ設定は、PEラインの使用でしたのでPEモードでだいたい真ん中の3あたり

自分の場合は4号と太いラインだったこともあり、2.5か2くらいでちょいサミングくらいがちょうどよかったです。

これも好みがあると思うのでDC系リールなんでサミングなしにやりたい場合はブレーキきつめでやればいいし、

自分の手癖とかによって変えてください。

あくまで目安です。

 

重さはそれほど気にならない


少し自重が重た目ですけど、ロッドにセットして巻いてる分にはそれほど重さは気になりません。

パワー系DCでの用途としていうのであれば、カルコンMDやスコーピオンMDよりも軽いし、
使い勝手はこちらのほうが良いかもしれません。

ただいくらDC系でも、このリールは軽いルアーで使うにはちょっと重たいと感じます。

自重だけのことだけではなく、重たく感じてしまうのは巻き心地も関係していると思います、

下へつづきます↓

 

巻き心地


自重を実際よりも重たく感じさせていると思うのはこの巻き心地だと思われます。

パワフルに巻いてる感じはありますが、スピニングでいう5000番クラスのハイギアリール巻いてる感じですかね。

単純なモサつくだけの巻き感ではありませんが、シルキーではないです。

正直言って、初期の初動は価格が1/4以下のS社のSLX DCのほうがはるかに巻きは軽いと感じました。

自分の感覚だけでいうと、

しっかり力強く巻いている感覚はあるし、ハンドルノブがスリムラウンドになっているのも手の力が入れやすくていい感じだし、

少し重ための自重と相まってやはりビッグベイトでの使用や重たい~100g前後のプラグを遠投するショアジギとか

そういった釣り向きかなと思います。

巻き心地に関しては、好みや感じ方が変わってくると思うので、あくまで自身の判断の参考にしておいてください。

 

手の大きい人にはいいかも…


筆者が手が小さいので、

横から見ても、前からみても、上から見てもどこまでも平べったくw

角張っているため非常にパーミングしずらいです。

少しスプールが幅広いです。

レベルワインダーを覆っているフロントの形状が幅が広くて前に突き出している(下さがっていくデザインではない)ので指の先が届かず持ちにくいです。

これも手が大きい人ならなんら問題ないところでしょうから、そこまで気になるところではありません。

 

データ取れてるときと取れてないときがある


ポイントに到着して釣行前にアプリと繋げたはずでも、

途中で心配でアプリ開いてみたら、通信エラーになっていたり、あとで見たらデータがまったく入っていないとか

でうちに帰ってメンテするとき本体の電源入れたら、一気にデータが入ったりwww

よく理解できていないのかもしれませんが、そんな飛距離データとか必要ではないのであまり深堀りしませんでした。

 

ダイワIMZの飛距離


後半にグンッとギアが入る感じ
初速ついて飛んだいってから、再度着水直前に、もういっかい速度がついて飛距離が伸びるような感覚があります。

後半に伸びる感じがします。

まさかのところで不意にギアが入る感じなので、ブレーキ設定が甘いとIMZに慣れていないと、

自分はこれでバックラしてしまいましたww

自分の場合ビッグベイト用かなと思いましたので、定番ジョイクロシフトから!

ジョイント系で回転しやすいルアーなのでブレーキモードはMAXブレーキモードの3.5からはじめてみました。

少し落として3でも飛行姿勢が安定して飛んでます。

次にビッグベイトシーバスで人気のルアーのメガドッグの180で

アマペンならスピニングでも投げられるのでこっちをセレクトしました。

これはもう少し飛ばせそうだし、飛行姿勢が乱れにくいと思うのでPEモードに戻してキャスト

けっこうブッ飛びます。おもしろいです!!

70gの重さのルアーでも安定して飛ばせていますし、バックラする気がしませんでした。

ダイワのリールなので一応ダイワのルアー投げてみよってwことで

持っていたスイッチヒッター120S+Rを試投してみます。

これはそりゃ飛びますわな。30gのシンペンですから気持ちよく飛ばせます。

試しにロングキャストモードの3にして、投げてみましたがバックラの心配なんかよそにブッ飛んでました。

この辺のDCリールとしての機能面とかはさすがダイワ。

ダイワ初のDCリールということですが、ほんとによく出来ています!!

投げていて気持ちいいです。

 

充電について


↑写真は釣行時の充電残量。これは4つのうちの2つ点灯で半分の状態です。
※本体の充電確認方法は、このページの動画の最初にあります。

充電時間は0の状態からだと90分でフル充電できます。

スペック上はフル充電でつけっぱなしの状態にした場合約2日間持続可能になっています。

充電の仕方、保管時の残量など充電の詳細は下記のページでご覧ください↓

この充電がまどろっこしいという人がいますが、そこまで億劫には感じません。

もちろん、USB充電できますし、1回の充電で2日間ぶっ通しで釣りすることなんてもはや考えられず、

携行できる充電バッテリーもあり、いまどき車の中でスマホ充電するくらいあたりまえの時代なので

それと同じく移動中に充電していれば何ら問題ではありません。

 

フル充電しなおすと設定が…


こちらも製品に対するクレームじゃなくて、こういう事例も確認されましたとうことで正直にお話します。

2度ほど釣行して充電が2個点灯まで下がってきていたので、フル充電しなおして3回目の釣行に行ったときです・・・

なんと電源入れていざ!というときに設定がデフォルトに戻って(ブレーキモードがスタンダードのみでほか選択ができない状態)になっていました。

慌ててその場でペアリングしなおしたら元に戻せました。

充電時になにか自分がやらかしてしまったのか、原因はよくわかっていませんが

今後お使いになる方は充電後は釣行前に本体で設定を確認しておくこと
をおすすめします!

ポイント着いてやればいいけど、自分は日影がない場所でスマホの画面みずらくて
「も、帰ろっかな」と思うくらいw再ペアリングに苦労したので💦

 

水洗い洗浄OK


充電もいるし、中身スマホやPCみたいなものなのですが、水洗いOKです。

IMZは海水対応ですし、取扱説明書(箱に同封してある説明書ではなくWEB版)にも釣行後のメンテナンスとして

海水や塩の結晶を溶かして洗い流すイメージで、水洗いが推奨されています。

一番みなさんが気にしてらっしゃることだと思いますが、水没させない限りシャワーかけても大丈夫です。

WEB取扱説明書
http://www.daiwa.globeride.jp/catalog/products/2023/im_z_manual/

 

万が一水没したら

ダイワが定めている水没とは

水深20cm以深かつ、水没時間1分以上放置した場合を「水没」
出典:ヘルプガイド・よくある質問|IMZ

とするといっています。

SNSを見ると、雨で壊れても対応してくれないとか言ってる人がおられましたが、

たぶんダイワ自体がこう言っていてなおかつ水洗い(コントロールスイッチとディスプレイがついているパーミング側も)していいいと言っているので

雨にあたったくらいでは壊れないと言ってるのだと自分は解釈しました。

水圧がかからない限り中までは浸透しないのかと思います。

ただし万が一防水構造にはなっているものの水が入ってしまったと予想される場合はただちに使用を辞め、電源を入れないようにしてください。

速やかにダイワ製品のアフターサービス機関であるスポーツライフプラネッツへ修理に出してください。

スポーツライフプラネッツ 修理の依頼方法
https://sportlifeplanets.com/afterservice/repair/howto/

IMZ リミットブレイカーはいらない!?


なんかSNSなどネット上でIMZ リミットブレイカーはいらないなんてささやかれているみたいですが、

インプレのとおりダイワ初のDCとはいえ、信頼のあるメーカーの製品なので本来のDCの機能的にはなんら問題を感じません。

UI/UXの視点から見て設定のわずらわしさや使い勝手のことを考えると、

いくつかこれから詰めていってほしい部分もありますが、

それもほかのリールと比べてみてのことなので、今の時点でのIMZの性能はやはり革新的であり素晴らしいと思います。

いるか?いらないか?の話になれば

リールはS社よりダイワ派のアングラーならば、

これは間違いなくダイワの最高峰ベイトリールになるので絶対買いでしょう!

ダイワ ベイトリール IM Z リミットブレイカー XH(XHL) TW HD-C

相変わらずダイワのリールって名前がダラ長いですね…。そこは愛嬌ということで。

IMZ リミットブレイカーインプレまとめ


一番の目玉であったアプリでいうと、飛距離データの記録は正直いらない。なくてもいいです。

飛距離と同時に、天候や風向き、潮周りもメモできるようになっているのですがあんま必要性を感じません。

ただ機能面でアプリはまだ発展途上だということだと認識しています。

ただブレーキモードをインストールする機能などは革新的であり、

いずれ最近の車のコネクティングシステムのように中のICがバージョンアップするとか、

ブレーキモードがアプデされたり、機能が追加されるとき、

アプリ経由でオンラインで出来たりするようになれば、それは次元を超えて素晴らしいリールになることでしょうから、

いまのうちに購入して自分で育てていくのもおもしろくないですか?

今後に期待できる新しいタイプのリールだということは疑う余地がありません。

10万超えの価格と満足感はひとそれぞれ感じ方が違うと思います。

決して安いとは思わないけど…

単に高いと思うか、手にして10万円の価値がそこにあるかどうかは持つ人の判断によるでしょう。

自分にとっては買う人が少ないときから手にしておいて慣れていくと

あとあと自分の釣りが有利になりそうな先進性を秘めていると思います。

●ちょっとだけ重さが重い
●飛距離は抜群!ダイワ史上最高レベル
●巻きはシルキーではないがパワーと感触はバッチリ☆彡
●見た目もガンメタ調でシブイ!!
●充電のわずらわしさは感じない
●スマホと連携など先進性、将来性がある。




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