IL Pescaria

1ピースが良いとされるバス釣りで2ピースロッドを使うことの傾向性以外のメリット

バス釣りほど1ピースロッドがこんなにも重点が置かれている釣り種はほかにはないけど、

自分は以前から2ピースロッドばかり使っています。

それじゃダメなの?やっぱり釣れないの?と思っていたけど聞くところによると

意外にもプロでも2ピースを使いわけていることを知り

持ち運びのしやすさ以外にもメリットがあることに気が付いたので、ここに記しておきます。




この記事を書いた人

2ピースロッドと1ピースの構造上の違い

画像:Il Pescaria

2ピースロッドは単純に、1ピースのものを真っ二つに真ん中で分断したものではないことは見た目でもお分かりだと思います。

ジョイント部分が出てくるので、ロッド全体の曲がりがここで変化します。

同じレギュラーテーパーだとしても1ピースよりも、真ん中よりも少し手前や、後ろに曲がり支点が来ます(ジョイント部のどとらが空洞かにもよる)。

一方1ピースはそのジョイントなど曲がりを途中で変化させるものがないので

ロッド全体を使って曲がり負荷を受け止めます=よく曲がる。

このことを踏まえてると↓

2ピースはジョイント部で変化を与えられる

1ピース主流のバスロッドでも、メーカーが2ピースを用意するのは単純に傾向性だけのためじゃないのです。

例えば以前使っていたゾディアスの166ML-2(2ピースベイトロッド)をご覧ください

この166ML-2には、166MLという1ピースと両方がラインナップされています。

ブランクス自体が弧を描き曲がってくれることで、

タイミング良くアワセを入れなくても向こうアワセでフッキングしやすくなったりバラシが減らせる1ピースと、

ジョイントがあることで支点の強度が追加されて、スペック範囲の重量のルアーでも

太軸フックを使ったときなどアングラー側の強いアワセが必要になる釣りのときにも力強いファイトが可能になる2ピース。

こうして使い分けができるのです。

また、ジョイント部があることで、ティップ側とバット側でタイプの異なるものをつけることもできます。

よくある例が、ティップは繊細に曲がるLタイプだけど、バット部は力強いファイトに耐えうる強靭なMやMHになっているものなど、

2ピースにすることで真逆のタイプを1本にまとめることが可能にもなります。




モバイルバージョンを終了