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ヒラスズキ、マルスズキ、タイリクスズキとは?シーバス3種の違いと見分け方と釣り方~食べ方

スズキの特徴

ヒラスズキ、マルスズキ、タイリクスズキのそれぞれの違いと食べ方~日本記録などをご案内します。

シーバス釣りをしている人にとっては興味はあっても何気なくしか知らなかったスズキの種類と

美味しい食べ方から

もちろんアングラーの気持ちが揺さぶられる釣り方や釣り場についても詳しくお伝えします。




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シーバスには種類がある

スズキにはいくつかの種類があります。日本近海で釣りのターゲットになったり漁獲される種類は

ヒラスズキ、マルスズキ、タイリクスズキと3種類が存在しています。

それぞれに見た目も異なっていれば(見分けがつきにくいものの)、

そもそも好んで居る生息域や、食べたときの食味や身質も当然違います。

このあと、3つおのおのの違いと見分け方、食べ方から釣り方を詳しく解説します。

国内に限らず、海外に目を向けると

昔日本でも輸入冷凍品の「スズキの切り身」として売られていた、ヨーロッパスズキや、ナイルパーチなどもっと他にもたくさん種類があります。

ヒラスズキ


出典:市場魚貝類図鑑

ヒラスズキは、体長が30cm程度で、体側が高く側扁しているのが特徴的な魚です。一般的には海底や岩場などで見られますが、沿岸部の汽水域にも生息することがあります。また、日本の各地で釣りの対象魚として人気があります。

背鰭が2つあり、前方の背鰭には8本の棘があります。また、尾鰭は2つに分かれており、下のほうがやや大きくなっています。体色は、灰褐色であり、体側には暗色の斑点が入ることが多いです。また、口が大きく、歯も発達しているため、捕食に適した形態をしています。

生態については冬季に沖合いに移動し、春先になると沿岸部に戻ってきます。産卵期は5月から7月頃で、海藻や岩場の隙間に産卵します。また、ヒラスズキは雑食性であり、小魚や甲殻類、貝類、海藻などを食べます。

日本の沿岸部で広く見られる魚の一つであり、食用としても親しまれています。

またヒラスズキは、釣りの対象魚としても人気があり、多くの釣り愛好家にとっても憧れの魚の一つです。

 

ヒラスズキの釣り場

ヒラスズキは、日本の沿岸部や沖合いで釣れる魚の一つであり、地域によっては年間を通して釣りが楽しめます。

一般的に、ヒラスズキは暖かい温暖な海を好んで生息し、大きな個体の成魚になるほど塩分濃度の濃い海域を好むことから、外洋に面した磯場やサーフが主な釣り場になります。

沿岸部の岩場や漁港周辺で釣れることが多く、特に秋から冬にかけては沖合いに移動するため、沖釣りでも狙えます。また、河口部や湾内でも見られることがあり、タックルによっては浅瀬での釣りも可能です。

ヒラスズキの国内の代表的なポイントは紀伊半島の南紀、高知県沿岸、伊豆半島に房総半島などがよく知られています。

 

ヒラスズキの釣り方

ヒラスズキを釣る際には、ヒラスズキが好む磯や岩場、堤防の付け根などを狙い、ルアー釣りや一般的な方法です。

また投げ釣り、仕掛け釣りのエサにはイカや小魚、エビなどを使います。

釣りのシーズンによって釣れるサイズや数に変化がありますが、中には50~60cmを超える大型が釣れることも珍しくありません。

磯の釣り場が重要ポイントになることが多く危険性のはらんでいるので風や潮流に注意して釣りを行うことが大事です。

 

ヒラスズキはなぜサラシを狙う?

ヒラスズキを釣る際に必ず話題になる「サラシ」とは、磯場の近くにできる無数の泡が起こっている白波ののことです。

海の沖合で荒れて勢いよく流れてきた波が岸にぶちあたり、沖へ向かって急速に戻っていくときに起こった白波の広がりのことを「サラシ」といいます。

このサラシがヒラスズキが主食とする小魚を追い込んで捕食しやすい場所であるため、このサラシお見つけて重点的に狙います。

またこのとき白波が大きく平べったく広がっているほど釣れる期待値が大きいとされています。

 

ヒラスズキの食べ方

ヒラスズキは、一般的に刺身や寿司ネタとして食されることが多い魚の一つです。刺身として食べる場合は、鮮度の良いものを選び、脂が乗っている部分を重視して食べます。薄くスライスした魚をわさび醤油などで、さっぱりとした風味を楽しむことができます。

淡白でくせのない白身なのに適度に脂も乗っていて、釣りたてなど鮮度がよければこの刺身がヒラスズキの食べ方としていちばん適しています。

またヒラスズキは、味わいが真鯛に似ているといわれクセがなく上品で良質な白身魚なのでほかの2種類のスズキよりも高級魚として扱われることが多くあります。

回らないお寿司屋さんwのすしネタとしても使われます。上げて食べることができます。煮つけの場合は、醤油やみりん、酒などで煮込んで柔らかく仕上げ、ご飯と一緒に食べると美味しいです。

 

ヒラスズキの日本記録

大型を狙うアングラーや、シーバスハンターからしても憧れのターゲットにもなっているヒラスズキの釣られた日本記録は

長さ100.5cmで、重量10.9kgが現在の日本最大の記録となっています。

ランカーの80cmクラスでもけっこうな引きでかなりの釣り応えがあるのに、100センチ超えって!びっくりします。

マルスズキ


出典:市場魚貝類図鑑

 

ヒラスズキとマルスズキの見分け方

ヒラスズキは形状がマルスズキに比べて体高があり平べったくい形状をしているので意外と簡単に見分けがつきます。

また体高に比べて頭が小さく、その割に大きな目をしているのが特徴となっており、色も全体が鮮やかなシルバーグレーで統一された綺麗な魚体をしています。

それに比べてマルスズキは目が小さく全身が細長く、外洋で育ったマルスズキはヒラスズキのようにきれいな個体もいますが、

湾奥や汽水域の河川などに居るマルスズキは茶色っぽい個体をしています。

またマルスズキとあとから説明するタイリクスズキには下あご部分にウロコがありません。これによって見分けることもできます。

 

マルスズキの食べ方と、ヒラスズキとどっちが美味しい?

どっちが美味しいのかと聞かれると、おおよその人はヒラスズキと答えると思います。

くせがなく、棲んでいるいる海域も外洋に面したきれいな水の海域に居ることと、タイなどに近い白身だからだと思いますが、

マルスズキもほぼ間違いなくあまりクセのない白身魚であり、

刺身、洗い、塩焼き、ムニエル、煮付け、揚げ物にしてもほぼ大差はないと考えていていいでしょう。

 

マルスズキの日本記録

人気のある釣り種であるシーバスはヒラススキなど外洋にいる魚だけではなく、

ほぼスズキ釣りをするシーバスアングラーの大半が、湾内や河川河口~中流域の汽水域がメインフィールドになっているため多くのひとが

通常いちばん目にしているのはマルスズキです。

マルスズキの日本記録は126cm/13.1kg!

想像をはるかに超えています。

タイリクスズキ

スズキの種類の中でもっとも大きくなる


出典:写真から探せる魚図鑑

 

タイリクスズキの日本記録と最大級の大きさ

タイリクスズキは日本で確認されるスズキ(シーバス)の中でもっとも大きくなる…大きいものが確認されている種類です。

タイリクスズキの日本記録は長さ134cm、重量20.8kg!!という圧巻の大きさを誇るものが記されています。

もうこうなるとシーバスなのか、大型釣りターゲットのアカメなのかわからないくらいの大きさですね。

 

タイリクスズキの味

タイリクスズキはほかのマルやヒラの味とそれほど違いがないとされています。

筆者自身が食べたことがないですが、タイリクスズキを食べたことのある体験者のお話だと

種類が違えどスズキの仲間でどちらかというとマルスズキに近いので淡白な白身魚であることは変わりはなく、

味に差はないと感じたと話していました。

タイリクスズキは、淡白で上品な味わいが特徴なことは変わらず、大型になる身はやや固めでありながら脂肪分が豊富なため、口の中でとろけるような食感があります。一般的には、刺身や煮物、焼き魚など、様々な料理法で楽しまれています。

 

タイリクスズキの見分け方

タイリクスズキは見た目が特徴があり、背びれの先端から尻尾にかけて、

魚体の上半分、側線より上に黒い斑点があるのが特徴です。これによってホシスズキと呼ばれることもあるようです。

マルスズキによく似ているほかに、タイリクスズキとされる個体の中にも、この黒い斑点模様がまったくないものなどもおり

タイリクスズキとマルスズキのハイブリッド(混雑種)も存在しているようです。

 

タイリクスズキ 釣り場と釣り方

生息域も海水と淡水が混ざりあう汽水域の河川。

筆者の感覚では、外洋に行き大きなヒラスズキを狙うシーバスハンターと、

河川に、ドでかいタイリクスズキを釣りに行くアングラーと別れると思っていて、

シーバス釣りをするひとが住んでいる地域や、温暖な海域を好むヒラスズキが生息していない地域のひとはより大型を求めてタイリクスズキを追っていると思います。

プロのアングラーの方でも、ヒラスズキについで狙って釣る方を多く見かけます。

有名な釣り場所としては香川、愛媛、高知など四国のイメージが強いです。

たま~にそれ以外の地域で釣れたとい話がでているくらいで、関東や瀬戸内海ではあまり釣る人がいない印象を受けます。

釣り方はもう、ルアーですね。SNSにアップされている動画とか見てみると使っているルアーも最近流行しているビッグベイト系が多いです。

そもそもが大型狙いなので、大型の捕食行動を意識して水面直下を泳ぐフローティング系、もしくは水面をはうペンシルやポッパーなどが多用されている印象があります。




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