針先が必ずピンと上向くダウンショット用フック「ニシネDSフック」がニシネルアーワークスから4月発売されます。
ダウンショット(ドロップショット)のときに、フックが傾いてワームが寝転んでしまう現象に頭を悩ました方もいるはず。
あの天才ルアービルダー西根博司さんの手によりつくられた最強フックの全貌に迫ります。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
きっかけは西根さんの強いこだわり
ダウンショットリグを組んだ時に、上手くリグれていても水中ではワームが横向きになってしまいフックの針先が寝てしまうことがあります。
結び方が悪いだけでも針先が横を向いていしまうこともあり、せっかく結び終えたあとに「これで釣れるのか?」と不安になってしまううこともあります。
ルアービルダーの西根さん自身がつくったワーム「ドロップショットミノー」の開発後に
ボディがフラットサイドになっており少しでもフックが傾向くとワームも横に寝転んでしまうことが、どうしても気になって仕方なくて
元はルアーメーカーなのに”どうしても自分がほしくてつくってしまった”そう。
ニシネルアーワークス ニシネドロップショットミノー 3.4インチ
とはいえ言葉にするほど簡単ではなく、約2年間という開発期間を経たあとに、結び方やフックセッティングだけでは
このフックの向きについての問題は解決できないとの判断から
生まれたものがこの「ドロップショットフック」なのです。
製造は琵琶湖近くに本拠地を置く日本のイチカワフィッシングが協力。
西根さんの本拠地カナダ発~日本との合作になっています。
ドロップショットフックと名のついたものはこれまでにも他メーカーから発売されていましたし、
ダウンショット用のフックも数ありますが、
ここまで計算されつくしたものは、知る限りでは見たことがありません。
突き詰められたひとつひとつのスペック
たかがフックされどフック!!
写真をご覧ください。ノットを組んでワームをセットした状態でピンッと上を向いています。
リーダーをピン張ったところでこの状態には決してならないことはご存じでしょう、
どれだけこの状態になるフックが素晴らしいかお解り頂けると思いまます。
この西根さんがつくられた「ニシネドロップショットフック」の特筆すべき点は、
アイからフックポイント(針先)までの長さが、5ポンド(約2.26kg)のスモールマウスバスの唇の厚さを考慮して計算されています。
びっくりです!
通常ダウンショットはマス針を使用することが多いですが、これはシャンクの長いロングシャンクになっているのは、そのためだったようです。
結び方で本領発揮
斜めになったアイの上からラインを通してきて
フックのクランク部分に外掛け結びで結びます
ルアーマンにはあまり馴染みのない結び方ですが、一度覚えておけば簡単で強固な結び方なので覚えておいて損はしないでしょう。
ニシネDSフックの正しい使い方=結び方については動画になっています↓
価格と入り数、どこで買う?
気になる発売日と価格とラインナップですが、
入り数が6入りで、価格が税込み528円。
元来3.4インチのドロップショットミノー用に開発がスタートしたものなので
フックサイズは#2のワンサイズのみとなっています。
もっとも気になる発売日とどこで買う?という話ですが
西根さんのブログによると、現在の予定では4月のはじめには出荷ができる状態になるそうです。
ニシネルアーワークス ニシネDSフック #2
先ず、ニシネルアーワークスの公式オンラインショップはこちらです。↓