昨年2022年の5月に瀬戸内海の島である山口県の周防大島の漁師がホホジロザメを捕獲されたのは記憶に新しい。
こんな内陸部の海にも巨大なサメが居るのかと
釣り人やマリンスポーツの愛好家らを震えさせてから各地(とくに西から南)でサメの被害が相次いで起こっています。
何が原因なのか?今後の予防策は?
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
瀬戸内海でホホジロザメ
2021年には茨城県のサーファーがサーフィン中にメジロザメに襲われ、21針を縫うというという大怪我をして負傷。
その後南下して愛知県の海岸でも同じような事故が発生したのを皮切りに日本各地で人喰いサメの被害や目撃情報が加速し始めました。
そして2022年には瀬戸内海の内陸部にある周防大島の浮島漁協の漁師さんがサワラ漁をしていたときにホホジロザメに遭遇、捕獲するというニュースが舞い込んできます。
これは自分たちも驚きました!
だって先の愛知や茨城なら太平洋側で黒潮の流れているところで巨大な人喰いサメが居てもおかしくないと思いますが
中国地方と四国に挟まれた瀬戸内海です。そうです”内海”です!
映画ジョーズでも観たホホジロザメがこんなところにまで来ているのかと、
海に浸かって釣りしたり、泳ぐのが怖くなってきましたww
各地で相次ぐサメの被害
それからもっと南下した鹿児島県の奄美大島では。全長4メートル、300kgを超えるものも捕獲されており、
奄美大島の漁業関係者の人たちは、漁網を、引きちぎったり、養殖のネットを食い破ってしまったりするサメの被害が相次いで起きており、被害総額が増え続けてるので「死活問題」だと危機感を強めています。
原因は?
やはりここでも理由として真っ先に考えられるのが地球温暖化による海水温の上昇です。
筆者のように温暖化については、他人事のように思っている日本人の方に今回伝えたいことがあります。
日本近海の海水温はこの100年で1.19℃上昇
これは世界平均の2倍以上の上昇率!!
サメにとって日本近海が居心地の良い場所になっているようすです。
数が激減したことでワシントン条約で国際取引の規制対象になったメジロザメは
それにもかかわらず日本近海で確認情報が増えているのは、それだけ日本周辺に集まってきている証拠だといえます。
有効的な対策は見出されていない
しかし、こんなにサメの被害が増加していても東海大学海洋学部の堀江琢准教授によると
これといった効果の高い予防策、防止策は見出されえていないのが現状だそうです。
サメの被害がすすむ地域では、水温上昇とともに被害が増加する夏に一斉に駆除をはじめる漁協もありますが、
日本周辺が生息域になってしまっている以上、それでも駆除の効果は持って数か月だといいます。
イタチザメならぬまさにイタチゴッゴwww
余談になりますが、先に登場した准教授によるとイタチザメなどサメの多くは夜間に活発になるものが多いらしく
夜から明け方にかけては海に入らないことが、唯一できる対策だと注意を促しています。
奄美など憧れの大物を釣りに遠征釣行される方は気を付けてください。