近畿地方を中心に河口や港でボラが大量発生しています。下の写真は愛知県名古屋城近くの河川で撮影された無数のボラの大群、これが100m以上続いていたそう。
またこの日同愛知県南知多町の港でも幅50mにわたり、何十万匹という数のボラの大群が約1時間くらい居続けたそう。
三重県伊勢市の河川でも、同じ日に同様の出来ごとが起こっていました。
いったいなぜこのようなことが起こってしまっているのか?
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大量発生に再利用の声相次ぐが…
ボラは、釣り人にも嫌われる対象魚だけど、調理の仕方さえ熟知していれば美味しい白身魚です。
この時期(冬の)ボラは寒ボラといって、一年中でいちばん美味しくなる時期でもあり、昔から食べなれている自分とかは、こんな大量発生したのなら、取って食材にしたいところです。
SNSのコメントによると、戦前には大量に発生したボラを漁獲して富を得ている人間もいたそうで、有名なことばにニシンで財を成した漁師を「ニシン御殿」と呼ぶが、昔はボラ御殿もあったらしい。
それくらい群れで活動する魚だということでしょう。
ただし・・・
外洋に面した沖のボラならまだしも、河川のボラは食べたいと思わないという人が多いのも事実で自分もそのひとり。
きれいな水で育ったボラは、洗いの刺身、ソロバン塩焼き、高級食材のカラスミなどたくさん使い勝手はあるのだけど…。
さらに静岡県では・・・
静岡県浜松市内の河川では、ボラの大群が死んで水面を埋め尽くしている映像が飛び込んできました。
真っ白に埋め尽くされたボラの死骸は、市が調査したところ水質に異常は見られませんでしたが、
市の職員は、大量のボラの量に対して、干潮時に酸欠になってしまった可能性が高いとみていますが、まだ現在詳しい原因を調査中とのことです。