釣れたら気をつけてほしい、直接釣り人に危害を加えることがある海に潜む危険な生物の特集です。
ここではあくまでも釣れることがある魚でしかも「直接的に危害がある」魚に限定しています。食べて毒があるとかいうものは外してあります。
これだけ限定しているのに釣れるものの中にも危険な魚が結構いることに驚かされます。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
直接人間に危害を加えることがある危険な海洋生物
釣れたら気をつけて!
ウツボ
一切毒はないけども、とても歯が鋭く強暴な魚で噛みついてくることがあります。
一度噛みつかれると、裂けたような傷になるため、噛まれたら止血が重要になります。
ゴンズイ
堤防などからけっこうな確率で釣れることのある、海にすむナマズの仲間ゴンズイ。
淡白な白身で食べて美味しいのだが、なんと背びれと胸ひれに毒のあるトゲを持っています。刺されるとチクチク痛む。
アカエイ
これも堤防や河口など汽水域でルアーにもかかることがある大型の外道の代表格。
尻尾に鋭利なトゲがある。毒を持っているため刺されるとキケン。
持ち帰る場合は、このトゲをプライヤーなどで折っておくと安全。
これも食すことが可能で新鮮であれば刺身や湯引き、唐揚げや煮つけが美味い。フレンチはムニエルに用いられる淡白な白身。
アイゴ
たくさん種類があるアイゴですが、堤防からも釣れることがある。
これも毒を持っており、背びれ、胸ひれ、尾びれに太い毒を持ったトゲがある。
オニダルマオコゼ
岩礁帯に潜み岩などに擬態して潜んでいる。
太くて鋭く胸ひれに強い毒を持っており、刺されると激痛がはしり、意識障害を起こすことがあり大変危険です。
サメ
たまに外洋に面した堤防やオフショアで釣れることのあるサメ。
大きな個体になると噛みついてくるので大変危険。
小さなネズミサメでもあまり素手で触らないように、ランディングさせるなら銛で突くとか絞めてから。またはそのまま海へ逃がすことが得策。
ミノカサゴ
地域によっては、カサゴ狙いの穴釣りで釣れることがあるミノカサゴ。
これも背びれと胸ひれに毒を持った鋭いトゲがある。
ハオコゼ
カサゴ類よりひとまわり小さいが背びれに毒針を持っています。
刺されると赤くはれチクチクしてくる。
可食部は少ないけど味噌汁や唐揚げにすると非常に美味しい
ダツ
獰猛なフィッシュイーターでルアーにも食ってくることは珍しくなく、
夏になると筆者の地元でもチニングやシーバスのルアーでかなり大きなサイズが釣れる。
光に向かってくる性質があるため夜のダイバーたちのライト目掛けて突進してきて長く尖った口先が突き刺さった事例があり、死亡例も…。大きく深く刺さってしまった場合には、とっさに抜くと大量出血する可能性がありとても危険。
ただあまり釣れた個体はそれほど人間にい害を及ばさないと思います。
青い骨を持ち、身が少ないが淡白な白身で唐揚げにすると美味しい。
毒のある魚に刺された場合の対処方法
おおよそ猛毒の魚じゃないかぎり、外傷部に刺さったトゲが残っていたら、それを取り除き
40℃~50℃くらいの手を浸して大丈夫な程度の温度にしたお湯の中に患部を漬け
30分~1時間くらい毒抜きをすると良いとされています。
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