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2023年の干支「ウサギ」の名がついた魚や海の生物7種類

2023年の干支ウサギにちなんで名前にウサギがついている魚介類の海の生物の特集です。

なんとなく年始にその年の干支にまつわる魚をご紹介してきてこれで3年目を迎えます。

毎年探してくるもこれはあまりいないのでは?と思うけど

けっこう見つかり知らないことを知ることで楽しくなるこの企画。

それでけでもご利益を受け取ってそうなウサギの名を冠した海の生物7つをご紹介します。




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2023年の干支「ウサギ」の名がついた海の生物

ウサギアイナメ

画像:WEB魚図鑑

口元が分厚く小さくて、エサを捕食している顔がウサギに似ているからこの名がついたとされるアイナメの一種の「ウサギアイナメ」。

オスは口元が黄色ががっているけど、メスは赤みを帯びている。写真はメスと思われます。

漁業の最中に刺し網にたまたま掛かっていたり、釣り人が釣ることがあるけど、

アイナメと比べると味が落ちるとされ、元々の個体数が少ないため滅多にお目にかかることはないです。

ラビットフィッシュ

画像:水戸経済新聞

和名「アイゴ」で、地域によっては「アイ」と呼ばれることもある英名ラビットフィッシュ。

この魚にもたくさんの種類があり、よくラビットフィッシュが紹介されるときに使われる写真に黄色い胴体で

白黒の尖った顔をしたラビットフィッシュが紹介されていますが、あれは「フォックスフェイスラビットフィッシュ」といい

その名が示す通り「キツネ顔」ですから、ちょっとウサギとは違うので混同しないようにしてください。

ウミウサギ

画像:www.akkiira.com

3つ目は貝の仲間のウミウサギ。もちろんこの名前は和名で

海で生活しているときは硬い貝殻に覆われた中から鮮やかなヴェールが覗き込んでいますが

陸上に移し貝殻だけになると、真っ白な丸い美しい個体になり、それがウサギのように見えたことからこの名がついたそうです。

画像:Wikipedia

この美しさから骨董品などのコレクションとして親しまれています。

太平洋、インド洋、紅海に広く生息しており、日本では紀伊半島以南のサンゴ礁で見られます。

ウサギザメ

画像:

サメの名前がついていますがエイの仲間「ツバクロエイ」のことを北海道あたりではこう呼ぶそうです。

アカエイと同じく白身で食用に適し、美味しいのですがアカエイよりもさらに認知度が低く、切り身にすると白い身をしていることから昔からあまり売れず

真エイ(アカエイ)の血を塗って売っていたという江戸時代の魚商人の記録が残っています。

マンジュウイシモチ

画像:DMMかりゆし水族館

もともと、イシモチは魚へんに兎と書いてイシモチと呼びます。

いわゆる私達釣り愛好家が、たまに堤防や沖の船の上から釣ることがあるイシモチ(シログチ)のことです。

その中でも写真の、どっからどうやって変化を遂げてこうなったのかww摩訶不思議な体色をしているマンジュウイシモチは

真っ赤な目がウサギに似ているとして特に珍重されています。

シーヘアー(アメフラシ)

画像:世界のウミウシ

アメフラシは実は英名でSea hareと表記され、

日本語に訳すと”海の野ウサギ”という意味になるのだそうです。

野ウサギ
画像:動物図鑑

確かに、どこか左右の耳とか、体色が似ていますね。

トビハゼ

画像:東京ズーネット

トビハゼは中国で「海兎」と表記されます。

言われてみると、愛くるしい顔がウサギに似ていることがわまります。

日本では東京湾から沖縄本島まで各地の泥干潟に多く生息していましたが、臨海都市開発のための埋め立てがすすんだことで、

干潟が減り、2007年の段階ですでに環境省レッドリストに純絶滅危惧種として指定されていました。




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