IL Pescaria

ヒラメやマゴチの時合|フラットフィッシュを釣るための予測の仕方とゲームの組み立て方

ヒラメやマゴチが釣れる時合について解説します。

そもそも時合って何?の疑問を解き明かすことからスタートし、

釣れる時合の予測する方法とそこで釣果を上げられるゲームの組み立て方についてお伝えします。

初心者でも釣れるようになるための秘策など時合を味方につけて釣れる時合のことなど必読の内容です!




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時合とは

画像:istock

釣りでよく聞かれる時合とは、潮汐の潮がもっとも動くタイミングでその他の

流速、潮位、水温、動き出し、ベイト、時間帯などさまざまな諸条件が上手くかみ合わさった時に

ヒラメやマゴチの活性が高くなり、活発に動きエサを食べるタイミングのことを指します。単にいつの時間からとか、大潮や小潮など潮周りだけでは判断できないものです。

このタイミングになると、いたるところでベイトが跳ねまっていたり、ボイルを見かけるときもあります。

時合が発生して、終わるまでの時間は約5分以内のことが多いです。潮が流れているのと同じでその場から釣れる条件が移動していきます。

かといって、じゃあ流れとともに流れていく場所へ移動すればいいのかというと、そうではなくて

潮流にプラス、そのポイントの地形や、そのときの天候による異なった光量からくる水温など、いろんな条件が加味されて時合が生まれると覚えておきましょう。

 

時合は一瞬で終わるもの

時合とよく意味を混同されやすいのが、下げ潮がいいとか上げ潮がいいとか、大潮などの潮周りとか、マズメの時間帯ですが、

大潮でも、潮位偏差で満干の差が少なくほとんど潮が流れない時間帯もあったり、

と思っていたら急に流れはじめたり、潮止まり直前にだけいきなり時合が来たりするときもあります。

またマズメでも、もっとも魚の活性が上がる「時合」は一瞬で終わります。長くつづくことはありません。

 

ルアー釣りは時合が来ても釣れないこともある

ただし、この自分で「時合来たな!」と感じるタイミングでもまったく釣れない(ルアーには反応しない)時があります。

あきらかにベイトもぴちゃぴちゃいってるし、近辺でボイルも起こっているけど釣れないときというのはルアーが合っていないか、
釣り方が合ってないことが往々にしてあります。

そこはもう時合とは関係ないところの話になってきてしまいます。

時合を読む予測の仕方とゲームの組み立て方、釣り方

はじめから予測なんてできない!これが基本

画像:PhotoAC

先に説明したように時合は、潮回り、流速、潮位、水温、動き出し、ベイトの量、時間帯などのいろんな条件が絡んだ時に

いちばんヒラメやマゴチがベイトを追ってでも食したくなるタイミングになるのだけど、

どの条件が良くて、どれが欠けたらダメだとか

ましてや、いつ来るのかなど中々どうして、ハッキリとはわかりません。

ただし経験によって「なんとなく感じ取る」ことは可能なんです!

そのためには、いろんな状況を自分なりに把握して仮説を立てて釣りをしていくうちに

それがバチッとハマるときがあるので、それを繰り返して自分の中にデータをため込んでいくと

頭で考えなくても、時合が来るタイミングを”感じ取る”ことができるようになります。

 

青物はいなくてもヒラメは底に居る

画像:Salt Strong

サーフや磯で釣ることの多いヒラメですが、同じフィッシュイーターでも回遊魚の青物などは待っていても回遊してこないとまったくアタリもなく釣れない状況が延々とつづく羽目になってしまいますが、

意外とヒラメや特にマゴチは、近くのボトムを探っていると個体は居着いているものです。

はじめての場所では期待薄ですが、実績があってヒラメがいるとわかっているポイントでは

その日の潮の状況などを見て時合を先読みすると、意外とあっさり釣れることもあります。

初心者は頭で考えるより時合を待つべき!

簡単にあきらめないでキャストし続けることが大事!!

画像:The Fisherman

ヒラメ釣りの時合がわからない言ってる人と、時合を当てにいく人の大きな違いは
時合まで待てるかどうかが大きく左右します

いろいろ説明しましたが、ホントそれだけなんです。

ただ時合が「もうすぐ来るな」とか、「今日はこのポイントじゃないな」とか状況を読みながら釣れるアングラーでなければいけません。

時合が来ないっていう人は、すぐに諦めて帰ってしまう人です。

「もう終わりかな…」と思っていても投げ続けていると、いきなり潮止まり直前に時合が来ることもあります。

そのような場合すでにあきらめて納竿してしまっていたら時合には当たりません。

時合が来るまで釣りを続けられる人が釣果を上げられると言っても過言ではないです。

先に何度も説明した通り、時合はさまざまな要素が複雑にかみ合わさって起きる超常現象みたいなもので、

頭の中で考えても簡単には予想がつきません。

特に初心者の方には、時合の予測を立てるのは難しいです。

ヒラメ釣り初心者の方はまず、回数をこなすことが大切。

キャストする、ランガンするを繰り返していく間に徐々にですが、少しずつ感覚で時合を予測できるようになっていきます。

 

初心者は朝マズメ~日中を狙う

画像:Port Aransas South Jetty

僕の経験上、時合がもっとも起こりやすいのは朝マズメです。

当然、同じポイントでも、日によってタイミングが違うことは大前提ですが、

朝マズメを狙って行けば高い確率で時合を当てることができますから、初心者の方はまず朝マズメからはじめてみてください。

また朝マズメに次いで、時合が起こりやすいのが日が昇りきった午前中から夕方16:00くらいまでの日中のデイゲームです。

この時間帯は、朝のように1度だけではなく、一回1回の時間は短いですが、何度も時合が訪れることがあります。

その時間帯でしっかり経験を積んで、カンを養うことが可能です。

結局は継続がものをいうヒラメ釣りの時合まとめ

ここまで読んでくださったみなさんいかがでしたか?

中にはがっかりされた方もおられるのではないでしょうか。

ほとんとが予測がつかないものに対しての精神論みたいになってしまいましたが、結局は時合を先読みできる経験とノウハウを蓄積していくためには釣行回数を重ねていくしか方法がなく、

単に時合のみを当てにいくにしても時合が来るまで釣りを続けられる人にしか時合は当たりません。

朝から釣りをはじめて、夕方の上げ潮のタイミングでやっと時合が来たとかいうときも何度もあります。

”継続は力なり”という言葉がありますが、ヒラメ釣りの時合なんてその通りでしょう。

根性とまでは言いませんが、結局はあきらめないで続けることで時合を予測する力も備わってきますし、

初心者でもたまたま時合を当てることが出来るようになります。




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