釣り場で軽い気持ちで置き去りにした釣り糸が海の中で自然に分解されるまでに600年もかかるってご存知でしたか?
沖縄水産高校の海洋技術科船長コース3年生が近くの中学生生徒らに啓もう活動として海洋ごみの授業を行いました。
これに関してさまざまな意見が寄せられています。
アイキャッチ画像:VisualHunt
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
釣り糸や針は必ず持ち帰ろう
釣りに行ってドリンクた弁当など飲食したあとのゴミももちろんだけど、釣り糸や針は自然にも良くないことはもちろんのこと、
落ちているだけでとても危険。過去には電線に絡まったラインとルアーが垂れ下がったまま
放置されていたものに鳥が絡まり救助された事例や…
酷いものになると、近くを自転車で通りかかった中学生の男の子の首に巻き付いて事故になり、その場所が釣り禁止になった場所もあります。
電線にまで絡まってしまったときの対処法は上の記事でお話していますので、こちらでは割愛しますが、
ポイントについてからの仕掛けを組んだ場合の釣り糸や針や持ち帰れる範囲の自然環境によくないと判断されるゴミ。
これってひとりひとりの心がけで、防げると思うんです。
確かになんとかならないのかな。つりは産業としても大事だし、レジャーとしてもとても楽しい。しかし海洋汚染や破壊を生んでいるのではなんとかしなければいけない問題。再度分解系の釣り糸やルアーなどの回収、再生方法を考えていかなければ増えていく一方だ。もちろん漁師や釣り人のゴミを出さない意識は第一
出典:
まずは知ることが何より大事!!
ちょっとだけ良かれと思ってそのままにしていた今回の沖縄水産高校の生徒さんたちが行った授業の中でいちばん驚いたことが
「投棄された釣り糸は自然界で分解されるには600年かかる」という驚愕の事実。
数字的な感覚でいうと気の遠くなりそうな年月がかかることがわかる。
捨てるのは一瞬。
消えてなくなり元に戻るまでにはその間にごみの量は増え続けていると思うとなんかゾっとしてしまう。
釣り場のゴミは持ち帰るという意識を常に持つということは、こうした海洋ごみが増えるとどうなるか?など知ることでより日頃の意識が高まる気がします。
まずは知る。
魚を釣ることだけではなく、長く大好きな釣りを楽しむためにも環境に与える影響なども知ることはとても大事なことだと気づかされました。