ライトジギングのときにサワラやタチウオなど歯の鋭い魚が掛かるとラインを切られることがあります。
その対処法として一般的に言われている予防策と、意外な解決法があるのでここに記しておきます。
10月に入り1年中でもっともピークを迎え、青物ゲームが盛んに行われている中、
あともう1本を増やすためのコツをお伝えします。
気軽に大物が楽しめるライトジギングだけを8年続けているという偏った釣りをしています。青物の強い引きに魅せられてどこへでも出かけていきます。日々進化する昨今人気ののショアライトジギングからショア、オフショア問わずジギングもこれまでの経験から実釣で生かせる釣り方やタックルのことを紹介していきます。
ライトジギングで掛かってもラインが切られる時
ラインの破断防止のための対処法3つ
メタルジグのサイズを大きくする
デカいサワラほど、メタルジグを丸呑みしてしまうので口ばしが長いサワラはの歯はリーダーに直接当たってしまい切られやすくなります。
メタルジグをタングステンのショートから鉛のロングに交換すれば、呑まれても口ばしの歯の部分がジグのボディを噛むことになるのでラインの破断が防げます。
ラインが切られてしまう予防策としてもっとも簡単にビギナーでもできる方法です。
ベイトが小さいポイントでは、タングステンのジグを多用することが多くなるけど、サゴシクラスならまだしも大型のサワラになると小型のベイトばかり選り分けて食っていることはないので
こざかしいヤズやサゴシは食い渋り数釣りの確率は下がるかもだけど、
デカいサワラを本気で狙いたいのなら、あっさり高価なタングステンを諦めるのもアリです!
マグバイト イワシジグ マキスペ
同じ重さでもタングステンの半値以下で買えて、しかも釣れるのならもうこれでいんじゃないかと思います。ライトジギング初心者にもおすすめです。
ドラグを緩める
ライトジギングでサワラにラインを切られてしまう対処法のひとつとして、ドラグを緩めるという手段もあります。
「緩める?」なんで?と疑問に思ってる方がほとんでしょう。ちゃんと理由を説明します。
いくら歯が鋭くラインを切られると言っても、切られるときというのは必然的にラインにテンションが掛かっていて一直線になっているとき歯があたれば簡単に切られてしまいます。
わかりまますかね?
ラインが弛んでいるっときにはいくら突っ込んできても切られることは少ないです。
縦横無尽に暴れているときに無理に寄せてこようとするからラインの角度ととは逆に口ばしが向いた時点で切られてしまいます。
そんな時はドラグを出してラインを送ってやれれば破断を防げます。
こっちに向かって泳いでくるときにだけゴリ巻きで向こうのペースに合わせながら寄せてくれば切られることはありません。
ヒラマサのように強引に根に入っていくことはないので、サワラやブリをターゲットにするライトジギングではドラグは緩めにセッティングしておくのが基本です。
あまり緩すぎても周りとお祭りしやすくなり、回収に時間が掛かってしまうので
ロッドやリールとのバランスにもよりもますが2kg~MAX3kgくらいがベター。
自分はこれくらいに設定しておき、遊漁で周りとの間隔とかポイントとかを頭に入れてその場で調整しましょう。
プロックス ドラグチェッカー デジタルスケール
こういったドラグチェッカーで釣行前に事前にドラグ力をチェックしておくことと、大物が掛かってもその場で慌てることもない。
プロテクトリーダーを結ぶ
これはあまり意外性はなくて、先に述べたメルルジグのサイズを大きくするよりは少し難易度が上がるけど
ベテランアングラーにはこちら、プロテクトリーダーの使用をおすすめします。
目安はリーダーの先に、さらにリーダーの倍くらいの強度のショックリーダーを30cmほど結んでおきます。
このときの結び方は太いラインを強く簡単に結べるブラッドノットや電車結び、またはオルブライトノットで結んでおきます。
金属のワイヤー製よりも魚に違和感を与えることが少なく、タチウオやバラクーダでも同じ対処法ができます。
このときのリーダーは若干でもフロロよりも伸びて、浮きやすいナイロンがおすすめです。
強度があり太いリーダーは水中でジグよりも先に沈んでしまうとジャークの際に絡みやすくなってしまうので浮きやすいナイロンを自分はおすすめしています。
バリバス ナイロン ショックリーダー 60LB
ライトジギングの一般的なPEでいうと1.5号ならばおおよそ30lbなので、その倍の60lbの強度があるリーダーを使用するといいうのが一応の目安。スナップやルアーアイに結びにくいので太過ぎると感じるならば50lbでも構わないです。