プラスチックなど化学製品でつくられたルアーやワームは根掛かりしたり釣り針から外れたりしたときにその場に残ってしまい、魚が食べてしまうこともあったっり、海洋汚染の観点から見ても環境にも優しいとはいえない。
そこで青森県の八戸の水産高校の海洋生産科はこんにゃくを原料にしたワームの開発をすすめています。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
きっかけはアイナメ
以前にも記事にしたことのある青森県水産高校の海洋生産科の学生が開発に取り組んでいる環境に配慮したワーム。
7日に八戸市の恵比須浜漁港付近の磯場で改良を重ねた新たなワームの試し釣りを行いました。
彼らはあくまでも「海洋生産科」の学生さん。釣りとはあまり関係ないと思われますが、同市周辺海域で釣れるアイナメ(現地ではアブラメ)は知る人ぞ知る八戸周辺の名産品だそうです。
そのアイナメ(アブラメ)をブランド化するための一環として、アイナメが釣れるワームを作ろうと考えたことがきっかけになっています。
メーカーのアドバイスも受け試行錯誤
青森県に本社を置くあの”鉄ジグ”で知られる釣り具メーカーの株式会社 ビッグオーシャンに協力を依頼し、
欠点や改善点についてアドバイスを受け改良されたものが今回持ち込まれました。
改良点は原料のこんにゃく粉の分量を増やし弾力を持たせ強度アップを図り、よりナチュラルな活き餌に近い動きになるように形状を変更するなど大きな改良が加えられました。
この日は風が強くて波も高くベテランアングラーでも苦戦する状況でしたので、釣果は望めませんでしたが、生徒らは以前のものよりも耐久性の向上に手ごたえを得られたそうです。
来月には今回の改良型ワームで、船で階上沖で試し釣りが予定されています。
PS.
余談ですが、こういうワーム、あのメジャクラのヒロセマンに頼んで堤防から投げてもらったら普通に釣れていい宣伝にもなりそうww
むかしダイワでも似たようなのを売っていた。すぐに消えてしまったけそ…。確かハリ持ちと保存性に難があったと思う。
これは成功してほしいです。