野池のバス釣り攻略について自分の経験から得た、釣れないと言われる池の見極め方や池の種類から、野池の攻略ポイントと釣り方を、後半で野池攻略におすすめのワームなどルアーをご紹介します。
超主観的目線で解説しますので、偏見も混じっているかもしれませんが(汗)
野池でバス釣りをはじめたいひとの参考になれば嬉しいです。
バス釣り歴15年のkatsuyaです。これまでCacciatore(カッチャトーレ)として活動していましたが、「かっちゃん」と呼んでください。日頃はバス釣りをメインに最近ではブレードジギング、ショアジギングにハマっています。「釣れる」&「楽しい」を実感できる実践的なノウハウを皆様にお届けできるように頑張ります!
バスが釣れない野池の見分け方
溜池や野池があってもバスがいるとは限らない
僕も最初の頃は釣れる野池とよくわからないまま、自分で自転車やバイクで行ける野池を見つけては行っていましたが、そううちに釣れない野池の違いがわかってくるようになりました。
その二つがこれです。
●おたまじゃくしがウヨウヨしてる池は釣れない
釣れるとか言われている有名な野池ではほとんどがプレッシャーが掛かっている場所もあったりで、一時期地図上で行ったことのない野池を探しては、知らない道なき道を辿り池まで言ってましたが大概、そういった場所にはバスが放たれていません。釣れてデカい鯉くらいです。
また夏におたまじゃくしがシャローにうじゃうじゃいるような場所は、ほぼバスがいないと考えて間違いないです。食物連鎖ピラミッドの底辺にいる動きの弱いおたまじゃくしは真っ先にバスのエサにされることで数がたくさんいるということはバス数も少ないか、そもそもいない池だと予測できます。
野池の種類
バスが釣れる野池にも種類があります。
●畑の周りなど平地に掘られた皿池(溜池)
●ダム湖の傍にあるダム池
山々に囲まれ、山からの栄養分をふんだんに含んだ冷たい水が流れ込んでくる谷池と、
よく田舎町で見かける、畑や田んぼのある平坦な場所を掘って作られた皿池です。皿池はほぼ四角形になっているところが多く、四方を歩きやすい小路になっているので、シャードやストラクチャーはないくても、陸っぱりからも釣りがしやすい池です。
また、大きなダム湖のそばにある池もバスが釣れる可能性は大です。
そのほか、自分の地元の市街地からそう遠くはないところに、大きな四つの池が縦に連なって続いている池がありますが、そこもバス釣りポイントとして地元では有名な場所でした。
ダム湖のそばじゃなくても、いくつかが連なっている池も釣れる可能性は高いです。
釣り禁止の野池
また池の周りに釣り禁止の看板や、僕の地元では池の上にネットが張られているところもあるなど、そういった場所は池で鯉の養殖をしていたりするところもあって、そこではもちろん釣りは禁止!!やってはいけません。
看板などが設置されていなくても、釣りが禁止されている野池もあるのでわからない場合や、やっている最中に注意を受けることもあるので、そうしたときは素直に退散しましょう。
野池の攻略するポイントと釣り方
野池でバスを攻略するためには、まず最初に「どこが攻めるポイント」なのかを把握することが先決です。
一見何の変哲もなさそうな小さな池でも、到着してからすぐにキャストするのではなく、辺りをジッと見渡してみると何かの変化のある個所に気づくはずです。
下記に挙げた、バスが居着いていそうなポイントを見つけて的確に狙うことが釣果アップのコツです。
ポイントごとに釣り方を解説していきます。
オーバーハング、シェード
周りに木々がない皿池などは絶望的だけど、山間の谷池だと多くの緑に囲まれた池があります。周りの木の枝が水面まで生い茂っていて陰になっている部分です。
夏など日中はそういった日陰の場所にバスが身を潜めていることが考えられます。
そういった場所に居るバスは、木から落っこちてきた虫を食べている可能性が高いので虫系ワームを、岸ぎりぎりの日陰の奥まで送ってやるなどからはじめるといいです。
ウィード
水草が水面いっぱいに生えている場所も、日中バスが身を隠しやすい場所であり、バスのエサになるベイトや甲殻類もそういった場所にいます。
最初は水草が水中にひしめき合っている中をどう攻略したらいいのか戸惑うことも多いでしょうが、いちばん初心派の方におすすめの攻略方法はウィードド真ん中を避けて、隙間にスモラバなどを落として狙います。
飛距離やピンポイントを狙うアキュラシー性(正確性)が欲しければテキサスリグなどで狙うと良いでしょう。
また風が強く水が濁っている時などウィードの上を、すり抜けるようにスピナーベイトを通してくるのも効果的です。
レイダウン
地面から水中へ倒れ込んでいる倒木があれば、その周りも怪しいです。いくつも別れて出ている水中の枝の隙間にジッとしていることがあります。
日が射している日ではそこがシェードになり身を寄せやすく、エサを待ち伏せして身を隠す絶好のポイントになるからです。単にシェードになっている箇所よりも、その日の水質や天候に左右されることが少ない野池の絶好ポイントです。
とはいえ、レイダウンの中の狙える隙間と言うのはほんの数十センチとかが多いので、キャスト精度が求められます。一番いいのはテキサスリグでピン撃ち。またはスナッグレス効果の高いラバージグなどが有効です。
流れ込み
特に夏場に有効になるのがこれら他の場所から水が入り込んでくる場所、もしくは払い出される場所にはけっこう良型サイズのバスが潜んでいることが多いと感じています。
流れ込みをみつけたらまず狙う価値ありです。
虫系ワームや、虫の形をしたトップウォータープラグやシャロークランクなどを、流れ出している奥へ投げて水流の力だけで手前まで流してくる方法で誘い出し釣ります。
落ちた虫が水流によって流されてきたイメージです。
人工物ストラクチャー
人間が人口的に作られたコンクリートなどで出来た護岸や取水口周りもバスがサスペンドしている場所です。
壁際から離れすぎずに周辺をタイトに狙うのが吉!!
奥へキャストして、ストラクチャーの際をなぞるように、クランクやスイッシャーなどでトレースしてきます。
バス釣り野池おすすめワーム&ルアー
野池でも大きなリザーバーと使うワームやルアーは決して特別なものでなくても大丈夫なのですが、野池で扱いやすいものはあります。
どうしても野池で1枚といわずそれ以上釣りたいと思ってるひとは必見です!
野池のバス釣りおすすめワーム
レイドジャパン エグダマ タイプカバー
まずは小さい野池の小バスでも簡単に釣れてしむあ応用範囲の広く使い勝手が良いスモラバから
ケイテック スイングインパクト
スモラバのトレーラーはもちろん、ノーシンカーやダウンショットに
engine BOOM (ブーン)
オーバーハングの下に送ったり、流れ込みの多くからノーシンカーで水流に乗せて流してくるときにおすすめは虫系ワーム
ゲーリーヤマモト ファットイカ
そのままノーシンカーで使っても比重があるのでそこそこ飛ぶし、逆付けすることでバックスライドフォール(着水点より奥へ潜る)することで濃いカバーの奥の奥へ差し込める野池で最強のワームと目されているワームです。
野池のバス釣りおすすめルアー
エバーグリーン リアクションフットボール
レイダウンのわずかな隙間をかいくぐってアピールする際に役立つのがラバージグ。これは重さがあっても普通に根かかりしにくくおすすめ。少しいつもより重ためのものを選ぶことで奥へ差し込めます。
ティムコ タイニーシケイダー バスチューン
流れ込み攻略時の奥へキャストして、水流に乗せて「落っこちて流されてきた虫」を演出。
オーバハングの奥へスキッピングなどを利用して送り込むこともできます。
エバーグリーン ワイルドハンチ SR
野池で威力を発揮するクランクはいくつかあるが、やっぱりこれワイルドハンチのSR
あまり場所に左右されることとなく使えます。
野池のバス釣りまとめ
野池のバス釣り攻略について解説してきましたが、なんとなく自分のフィールドと照らし合わせてイメージが湧いてきたのではないでしょうか。
昨今は、バスを駆除している池も多く、釣りゴミや路上駐車などの問題で釣り禁止になってしまった場所も増えてきました。
近場でバス釣りが気軽に楽しめる野池もバサーのマナーによって守ることもできます。
釣ることだけでなく、少なくなってきている貴重な釣り場を存続する努力も肝に銘じておきましょう。