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バス釣り用ロッドの硬さUL~XHの選び方とそれぞれに適した釣り方&おすすめをご紹介

バス釣りのロッドの硬さについて解説し、それぞれの硬さの違いによる使い分け方とおすすめバスロッドの特集です。

ご存知のとおりプロのバサーも硬さや長さのタイプの違うロッドを複数持ち歩いて使うルアーや釣り方に応じて使用するロッドを選ぶことは定石となっています。

そこでここではバス釣り用ロッドの硬さと種類にあった釣り方を解説し各タイプのおすすめロッドをご紹介します!

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バスロッドの硬さの違い

画像:Aquarium Adviser

バス釣りに使用するロッドにはたくさんの硬さの種類があります。一番やわらかいものでULから、最も硬いものでXHまであります。

それだけの種類があるのはおのおのに使用するルアーや釣り場所に応じた適切な使い方に特化した特徴があるからです。

これら硬さの違い方を知った上でバスロッドを選ぶことによって、釣り方に幅を持たせることができ、引き出しが増やせるので自然と釣果にも繋がりやすくなってきます。

 

硬さで飛距離も変わる!?

バスロッドの硬さの違いが飛距離に影響するのか?と言うご質問を頂いたのでお応えします。

当然同じ長さ、同じリールでも、硬さの違いだけだと柔らかいULと硬いXHを比べるのには無理があると思いますが、

自分の感覚ではロッドの硬さに応じた使えるルアーの重さ(キャスト許容重量)を適切に選んで使用している間では、飛距離について違和感を感じたことは一度もありません。

硬いXHなどで、3gのジグヘッドは飛ばせない。ULで20g以上のプラグをキャストするにはしなりすぎて逆に飛ばせませんし、最悪折れてしまう事にもなり兼ねません。

ですから、そのロッドの硬さに適合したルアーを使用すれば硬さの違いだけで飛距離に影響を及ぼすことはほぼないと思います。

下記にバスロッドの4種類の硬さを使用して飛距離の検証動画があったので貼っておきます。ネタバレになってしまいますがここでもあまり変わらないという結果になっていました。

 

シマノやダイワでの硬さの表記


バスロッドの固さの表記の仕方は、シマノやダイワなどのメーカーによっての違いはありません。

ただし、L、M、Hなどの硬さの表記の仕方は同じですが、中身のタイプの区分け方には各メーカーごとに若干の違いがあります。

それは計測方法の違いや、ルアーのキャスト許容重量の解釈の仕方の違いです。

例えばあるメーカーでは2g~5gがULだったとしても、別のところでは1g~3gで3g以上からはLタイプであったりと少なからず同じL、M、Hなどの表記でも中身の解釈に違いがあります。

ですが、自分的にはそこまで気にしなくても良いと思っていて、主要なシマノやダイワではLやM、Hなどの
硬さと同時にルアー許容重量をチェック
しておけば何も問題ないと思います。

また同じLならLの硬さでも、それぞれメーカーによって柔らかいLでも他と比べると少し硬めであったりテーパーなどで若干差がでてくることも覚えておいたほうがいいかもしれません。

バス釣りは硬さの違うロッドを使い分けが必要

冒頭でもお話した通り、バス釣りは他のどんな魚種よりもロッドによる使い分けが普通になっている釣りです。

それぞれの硬さの種類をまず覚えて、そこから硬さに応じた使えるルアーや向いてるシチュエーションを把握して

自分のやりたい釣り方や、使いたいルアー、自分が行くポイントの条件などを選ぶと適切な硬さのバスロッドが選べます。

バス釣り用ロッドの硬さの種類とおすすめロッド

ここからは硬さのタイプ別に、特徴と適した釣り方をご説明し、お手頃価格のものと、中級者~上級者におすすめのバスロッドをご紹介いたします。

 

UL~Lの硬さのバスロッドの特徴と適した釣り方とおすすめ

軽いリグやルアーを使った繊細な釣りに!現代のシーンになくてはならない硬さ
バスロッドの硬さの中でもっとも柔らかいのがUL(ウルトラライト)。そのひとつ上がL(ライト)タイプになります。

これらの大きな特徴は軽いルアーを飛ばすことができたり、軽くて小さなリグの操作性を上げることが可能になります。

いわゆる「フィネスな釣り」に向いており、1g前後からの軽いジグヘッドやダウンショットなどを使用した繊細な釣り方に適しているため、ブラックバスの活性が低くなる晩秋から冬場の間に出番が増える硬さのロッドになります。

このためロッドはベイトフィネスのほかに、スピニングロッドにも向いています。

また、昨今のリザーバーなどハイプレッシャー化がすすむフィールドではなくてはならない存在になりつつあるのがこのULやLの硬さだと言えます。

UL、Lの硬さの特徴
使用可能ルアーの重さ 1g前後~5g前後
向いているルアーやリグ ジグヘッド
ダウンショット
5g以下のプラグ

ダイワ ブレイゾン C68L-BF
もはや1000円台のエントリーモデルとハイエンドクラスの違いが見た目だけではまったく見分けがつかないほどカッコイイデザインに進化した新しいブレイゾン。

シマノ ポイズングロリアスXC 166L-G/BFS
もうその性能の良さは信頼度の枠を超えて所有欲をも満たされるほどのブランドとして定着しているバスロッドの大人気商品から上級者も納得するLの硬さのロッドがこちらです。

 

ML~Mの硬さのバスロッドの特徴と適した釣り方とおすすめ

もっとも汎用性が高く、最初の1本に選ぶならこの硬さ
お次にご紹介するML(ミディアムライト)~M(ミディアム)の硬さは7つの種類の中で中間の硬さに位置しています。

そのためボートからでも陸っぱりからでもオールマイティーにこなせる汎用性が高いことが大きな特徴となっています。

使えるルアーの重さも約5g~15gくらいまでと、頻繁にバス釣りで使うテキサスやダウンショットのほか、おおよその巻物系プラグルアーにも対応できる硬さであり幅広く対応が可能です。

また一段柔らかいLなどでは攻略しきれなかったストラクチャーやウィードの中からもバスを引き剥がせるある程度のパワーも持っているためポイントを選ばないこともメリットです。

どのタイプよりもバス釣りをこれからはじめる方が最初に1本だけ選ぶとするならばMLかMから入手すると1本だけでも応用範囲が広いためバス釣りを楽しむことができます。

ML、Mの硬さの特徴
使用可能ルアーの重さ 5g前後~15g前後
向いているルアーやリグ ダウンショット
テキサスやフリーリグ
クランク
スピナーベイト
フロッグ

シマノ ゾディアス 166M
シマノの入門クラスのロッドで売れ筋のゾディアス。自分もこのゾディアスの2ピース仕様のMタイプを現在使用しています。

ダイワ ハートランド 722MRB-20
琵琶湖攻略のためのロングレングスのMタイプロッド。細部にまでこだわったスペックはプロご用達からもその信頼度の高さが伺えます。

 

MH,H,XHの硬さのバスロッドの特徴と適した釣り方とおすすめ

重量級ルアーの遠投、ヘビーカバーからもバスを引き出すパワーを持ったタフネス
バスロッドの硬さの中でいちばん硬くパワーを持ったタイプになるのが、
MH(ミディアムヘビー)、H(ヘビー)、XH(エクストラヘビー)になります。

1/2oz(14g)くらいから、XHクラスになると最高でMAX100gくらいまでのルアーをキャストしてファイトが可能なロッドまである、まさに大型ルアーを使用して良型のデカバス狙いに特化した硬さになっています。

バスロッドの汎用性を持たせるために揃える順番としては最後になることが多いと思われるため、どのヘビークラスを選んだらいいのか迷うところだと思いますが、

自分の場合こういったパワークラスのものは下手にMやMLクラスと被るような選び方はしないで、より特化してHまたはXHを選んだ方が返って応用範囲が広くなると思っています。

ですからご自分の使いたいルアーや釣り方に適用できるマックスの硬さで選ぶことをおすすめします。

MH,H,XHの硬さの特徴
使用可能ルアーの重さ 14g程度~40g以上
向いているルアーやリグ ヘビダンまたはヘビキャロ
ディープクランク
ビッグベイト
クローラー
その他1ozクラス以上のルアーなど

シマノ エクスプライド 172H-2
20000円台でこの性能が手に入れられとあってか、ヘビーの硬さで人気のエクスプライド。大型のルアーを遠投できる長さもおすすめの理由です。

シマノ ワールドシャウラ 1651FF-3
モンスターバスとの対峙を念頭にしたパワー系バスロッドといえばワールドシャウラでしょう。一押しです。


バス釣り用ロッドの硬さについてまとめ

バス釣り用ロッドの硬さについて解説させていただきました。ここまで読んでいただいた方はほぼ硬さの違いによって使い分けの仕方がなんとなくイメージできるようになって頂けたかと思います。

しかし…釣りはお金掛かりますね、本当に…。ここで説明の通りにロッドを選ぶとすると最低でも3本は欲しいところです。

けれど予算的な問題もありますから、一気に揃えなくても徐々にでもバリエーションを増やしていけばいいと思います。

自分が欲しかったロッドを揃えた頃にはどんどんバス釣りの幅が広がり楽しさに、さらに深みが増してくることを実感できます。

ここでのバスロッドの硬さについての解説でみなんさの釣果アップに繋がることを期待しています。


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