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ブラックバス世界記録保持者は琵琶湖で釣った日本人!栗田学さんのその時のタックルとその偉業の凄さ

ブラックバスの世界記録保持者は日本人だってご存知でしたか?
日本の琵琶湖で釣ったブラックバスで、釣った人は当時ルアーメーカーに勤務されていた栗田学さんという人物でした。

その世界記録の登録方法や、賞金!?、これまでの記録者や栗田さんが世界記録を出した時のタックル情報などをまとめてみました。




この記事を書いた人

ブラックバスの世界記録ってどうやって認定されている?


ブラックバスの世界記録は「IGFA」=インターナショナル・ゲームフィッシュ・アソシエーションという1939年に発足されアメリカのフロリダ州に本拠地を置く国際団体によって設定、管理がされています。

日本では関連機関である「JGFA」ジャパン・ゲームフィッシュ・アソシエーションという団体がありそこが各種手続きの窓口となります。

「IGFA」が事前に公表しているガイドラインに基づいて適切なタックルを使用して魚を釣り、釣果時の仕掛けのサンプルと公式申請書などの関係書類を提出が求められ、厳密な審査の元に行われます。

ちなみにIGFAの記録は、最長記録ではなく最重量で計測されます。

ブラックバス世界記録て賞金が貰える?


ブラックバス世界記録で賞金?

こんな噂がまことしやかに巷では騒がれていますが、そんな事実はどこにもなく。根拠を見つけられる情報源がないためわかりません。

一時、日本人の栗田さんが記録した当初は、賞金3億円なんていうデマも流れていたみたいですけど、

まぁそれくらい、もらってもおかしくはない偉業であることがこの後の解説からおわかり頂けることでしょう。

やっぱりすごい記録なんです!

現在のブラックバス世界記録は日本人とアメリカ人


現在のブラックバス世界記録保持者は、2人いて実は一人ではありません。

日本人の栗田学さんが世界記録に並んだのは2009年7月2日のことで、記録は体長は73.5cmナナマル!!
重量はなんと、10.12kg!

それまで、1932年6月2日、アメリカジョージア州のモンゴメリー湖でジョージ・ペリーさんが釣った10.09kgが最高でした。

これだと後に釣った栗田学さんが記録更新かと思われましたが、

IGFAの規約では2oz(56.7g)以上の差がないと歴代最重量記録を更新したことにならないと定めていたため、惜しくも堂々の1位とはなりませんでした。

そのため、ジョージ・ペリーさんの記録と並ぶ世界第1位タイの最重記録として認定されました。

しかし、よ~くよく考えてみてください、先述のペリーさんの記録から77年間もの間、誰一人として記録を塗り替えることができなかったほど偉業を栗田さんは成し遂げたのです!!

ホント、凄くないですか!

IGFAの公式ホームページには栗田さんの記録がしっかり記載されています。

琵琶湖から生まれたブラックバス世界記録

栗田さんが世界記録となるブラックバスを釣り上げたのは琵琶湖でした。

こんな丸々と太った、10kgを越えるメタボなブラックバスが琵琶湖にいるなんて驚きです!

ここまで誰にも釣られずに大きくなるまでには、相当危険にもさらされて警戒心が強くなっているはずですから。釣れたとしたら・・・。自分は想像がつきませんけどね。

粟田さんがブラックバス世界記録を成し遂げたタックル


IGFAの規約によると記録を登録する際には、その釣れた時のタックルデータを開示することが義務付けられています。

 

ロッド

デプス HGC-77XR サイドワインダードムドライバー
↓現在ショップにあるのはHGC-80XR SEとなっています。

 

リール

シマノ アンタレスDC7 LV
記録当時に栗田さんがしようしていたのは06アンタレスDC7で現在は生産終了モデルであるため新品購入はできませんが
下記のような新しくなった同一商品を購入することになります。
シマノ 21アンタレスDC HG 右

 

ライン

東レ スーパーハードストロング 25lb
東レ ソラローム スーパーハードストロング 25lb

琵琶湖でブラックバス世界記録を作った釣り方

ギルを味方につけた想像を超える知識
タックルデータのところで、あれ?「ルアーないじゃん?」と思った方いました?

そうです実は栗田さんはルアーではなく釣ったブルーギルをエサにしてこの記録を成し遂げました!

え?「それじゃ釣れるよ~」っていま思った方、NO、NO、NO、NO、ノ~ッ!
そんな簡単にこんなクラス釣れませんから。

これくらいまで大きくなったブラックバスは相当賢いはずで、ルアーのような疑似餌には反応してこなかった可能性が高いです。だからこそ、栗田さんにギルの泳がせ釣りで釣られるまで大きくなり続けたのだと思いませんか。

そして栗田さんはこの記録を成し遂げるまでにブルーギルの習性を観察、分析していたことも分かる文献が今でも残っています。

ブルーギルはブラックバスと近しい関係にあり、この魚はバスをあしらう術に長けているように思います。

こういうふうに動いたらブラックバスの興味を惹きにくいとか、逃げるときはこうすればいいとか。

だから僕にしてみたら、ブルーギルはとても扱いにくいエサです。

フック(釣針)を掛けたブルーギルをブラックバスの近くに送り込んだとき、ギルがとる行動は大きく分けてふたつ。
多いのは『障害物を使って逃げる』パターンです。大きな障害物を回り込むように逃げてバスの視界から消えたり、バスが入れない隙間へ逃げ込んだり。

ライン(糸)を背負ったままウイード(水中内の藻)に突進して、自分から藻だるまになろうとするギルもいます。

やってみればわかりますけど、ウイードに逃げ込んだら偶然ラインにウイードが引っ掛かったとかそういうレベルじゃない。絡まろうとしてやっとるとしか思えないです。

もうひとつが『死んだふり』ですね。バスの存在に気づくと、ギルがピクリとも動かなくなり、賢いギルだとぷか~っと浮いて水面で横倒しになったりもします。そんなギルに違和感を覚えたバスがスーッと泳ぎ去ってしまうと、途端に元気になり普通に泳ぎだしたりするのですから、ギルって相当賢い。
出典:

雑誌BASSERに昔掲載されていた文面だそうですが、これを見るとこの人の執念と言うか、分析力には本当に頭が下がる思いです。

過去の記録タイ、エサ釣りとはいえ栗田さんのブラックバス世界記録がどれだけの偉業かがお判りいただけたかと思います。







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