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春に2,3回捕獲された謎深い深海魚アカナマダの生態とは?富山県の例

3月の末に富山県の沖合で相次いでアカナマダという深海魚が発見されました。27日には高岡市伏木の沖合に仕掛けらてた定置網に掛かっていた個体を発見、それから3日後射水市堀岡沖での同じく定置網にアカナマダが掛かっていました。

アカナマダは一見するとリュウグウノツカイやサケガシラのように見えますが頭の形がまるで中華包丁のような角張った形をしており、また深海魚です。




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日本でも有数のアカナマダ発見!富山湾

このアカナマダは日本でも発見された症例は数十件程度だと言われており、2021年の春にこのたび発見された記録を数えると富山だけでこれまでに12例が報告されており、そのほとんどが富山県で発見されたことを物語っています。

それには要因があり、この時期ホタルイカが接岸してくるタイミングで春先はホタルイカを補食するのに深海から追いかけてくるそうです。新湊でもホタルイカ掬い終わってからの朝方にアカナマダ泳いでました。ほぼ直立にゆっくり泳いでましたなとの報告もされています。

アカナマダの生態

実はこのアカナマダは、深海魚といっても珍しいくアカマンボウの仲間で、同じ属種には4種類が属していますが日本で発見されるのはそのうちの1種類のみ。

体内に墨汁嚢(ぼくじゅうのう)という墨袋を持ち合わせており、まるでタコのように天敵に襲われそうになったときに身を防御するために肛門から墨を吐き出します。

生息域は水深が200~500mの中深層に住んでおり、イカやその他魚類をエサにしています。

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