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「若狭ぐじ」の商品名で福井県産のアカアマダイの最大の産地である、福井県おおい町で近年減少傾向にある、若狭ぐじの稚魚を放流した。初の試み。
福井県の若狭湾で捕れたアカアマダイを「若狭ぐじ」とブランド化している。元々若狭湾で捕れたアマダイを殿様の献上するために、見の柔らかいアマダイに塩をして江戸まで運び、塩漬けされたアマダイの身をだしで洗い焼いたものが現在の日本料理の「若狭焼」である。歴史を辿ればかなり古くから親しまれていたことがわかります。
もともと若狭ぐじとして売られる個体は1尾500g以上の個体ですが、昨年12月からは、とれたてアカアマダイを船上で血抜き、神経締めされた800gを超える個体を「極」と称して認定販売することを決めるなど、さらなるブランドの差別化を図る策が行なわれる中、地元では漁業者の数が年々減っていることにも影響を受け、漁獲量減少が課題でした。
そこで立ち上がったおおい町の大島漁協はふくい水産振興センターの協力を得て、山口県水産研究センターで飼育された体長8.5センチくらいの稚魚約6千匹を買い取り、放流しました。