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長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
岐阜県海津市南濃町を流れる津屋川ではウナギの稚魚、シラスウナギ漁が最盛期を迎えています。
水面をライトで照らし、海から遡上してきたシラスウナギがライトの光に寄ってきたところでタモ網で掬い取るという伝統的な手法での漁で、連日連夜、川べりに行くと漁師たちが並んだ照明のなんともキレイな光景が広がっています。
掬われた透明なウナギの稚魚はぴちぴちと勢いよく跳ね回る姿に何か強い生命感を感じます。
捕獲されたシラスウナギは養殖業者が買い取り。養殖されて夏ごろに成魚のウナギとして出荷されます。
シラスウナギは資源確保のために年間の漁獲量が厳しく制限されているものの、その数は年々減少傾向にあり課題は山積み。
また年々価格が高騰するのにあやかって、ウナギは違法な密漁が横行しているのが現状です。
ウナギが資金洗浄に!?「ウナギロンダリング」が横行する現状とは
日本の固有種である二ホンウナギ。こちらは日本の夏を彩る高級魚として長年親しまれていましたが、これが日本を取り巻くアジア圏の国々でウナギの稚魚シラスウナ …
=====ネットの声
実にアナログな手法。いつまでウナギを食べられるのか心配。川でウナギが生育できる環境を整えてほしい。魚道の効果はどの程度かわからないし、一級河川なのに魚道さえない河口堰も見かける。
養鰻場によっては池入れした尾数よりも出荷尾数が上回る状態になり密漁が疑われています、出荷されてしまえば料亭でもスーパーでも区別することは不可能です。日本人の半数が1年に2尾のウナギを食べる計算でも1億匹前後のウナギが必要になり密漁と密売の要因になります。
密猟も最盛期。しっかり取り締まってほしい