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ニホンウナギの稚魚がなんと、46メートルの滝をよじ登って遡上している可能性が高いことを突き止めました。
この研究、観察を行っていたのは九州大大学院などの研究チーム。
人口のダムや堰などの構造物がニホンウナギの成長に欠かせない川で増えすぎたため、40センチ以上の高さは到底超えられないとされていたニホンウナギは減少の一途をたどり遂に2014年絶滅危惧種に指定された。
よじ登ったと思われる滝の全景。
出典:朝日新聞
今回の滝をよじのぼるニホンウナギの姿を確認した研究チームは
構造物の形状を工夫すれば減少を食い止めることができるのではないかと説く。
体長10~20センチほどの稚魚のとき水の少ない岩肌を夜によじ登る。「うなぎのぼり」という言葉はここから生まれ、出世する姿を形容する言葉として使われる。
ニホンウナギは太平洋のマリアナ諸島沖で孵化(ふか)し、東アジアの川をさかのぼる。