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釣りが大の趣味の男であれば、自分が好きなった異性に対しても釣り趣味を一緒に楽しみたくなるのは当然のお話ですが、彼女や自分の奥さまに理解があえばまだしも「釣りは嫌い」だったら!?
そんな場合の対処法を5つ並べてみました。釣り趣味を理解してもらいながら二人で充実した時間を過ごすためには?
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
近場でライトな釣り
嫌いな彼女、あるいは奥さまを好きにさせるためには、苦手意識を取り除くことがポイントとなります。ポイントの1つは近場で楽しめる、簡単なものから始めてみることにあります。最初から大きい魚を狙いインパクト重視で魅力を伝えようとすると、相手は彼女であれ妻であれ引いてしまいます。特に、生臭さや生き物が苦手な人にとっては、大きいというだけで大幅なマイナスです。しかし、小魚なら抵抗感はだいぶ薄まりますし、マスコットのように可愛らしく感じられる可能性があります。このようにまずは小さい魚から段階的に接するようにして、最終的に大きな魚も釣れるように目指すのが得策です。
他のアウトドアと組み合わせる
嫌いな状態から好きにさせるもう1つのポイントは、釣りだけを目的にするのではなく、他の楽しみとセットで提案することです。例えばキャンプのついでに川に足を運んだり、バーベキューを楽しみながら環境に慣れるなどです。
アウトドアを趣味としない人は、外で過ごすだけでも非日常的ですから、いきなり魚を釣ると言われ誘われても無理な話です。ところがキャンプや川遊び、バーベキューなどの食事を楽しんだ後は話が変わってきます。一気に抵抗感を拭うのは無理でも、少し慣れてきて新しいことに興味を持ったり、普段はやらないようなことに挑戦する意欲が出てくる可能性が高まります。このタイミングこそが狙い目で、彼女や妻に釣りをしないかと誘う提案をするチャンスとなります。
ルアー釣りやサビキ釣り
釣り嫌いな理由の多くは、生魚に触れるのに抵抗感を覚えたり、エサを気持ち悪いと感じてしまうことです。
魚を釣る以上は慣れる他ありませんが、前者の問題は手袋をすることや、釣れた魚だけは男が持つなどどうにか解決します。一方、後者はエサをつけなくても良い釣りの代表、ルアー釣りがもっとも有効。釣れるまでには時間が掛かるでしょうが、生餌が苦手な人には向いています。ルアーに慣れてしまえば本物に慣れるのも時間の問題です。
あとはどうしても餌釣りしかしない人はサビキが有効で、まき餌による抵抗感の払拭を図ることができます。エサをつけずに済むことを少しでも喜ぶ人であれば、今後苦手意識が薄れて好きになっていく可能性に期待が持てます。まき餌の次は疑似餌が目標になりますし、といはいえ、生き物全般が苦手な人だとエサのハードルは高いので、当面は餌まきの役を引き受けたり、時間を掛けてルアー釣りに慣れる必要があるでしょう。
ゲームフィッシング
生き物を弄んでいると感じたり、殺生に対する抵抗感が強い彼女や奥さまを誘うなら、リリースを前提とするのも1つの方法です。本来、釣った魚を放流するリリースは、限りある資源を守るために行われます。再放流するとはいえ、釣った時に少なからず魚を傷つけてしまうので、実は賛否両論があります。ただ苦手を克服する目的としてなら、このリリースが有効に効果を発揮する可能性を秘めます。リリース前提だと釣ることだけに集中できますし、針を外したり手づかみで放流するといった作業は、段階的に慣れて覚えていけますそもそも殺生をせずに済みますから、超初心者で抵抗感が拭えない人でも心理的なハードルは大幅に下がるはずです。
まずは釣り堀から
いきなり海や川に足を運ぶのが難しいなら、近場にある釣り堀が彼女、妻を誘いやすい場所となるでしょう。
娯楽目的で人工的に作られているので大自然を相手にする抵抗感はありませんし、道具をレンタルしている施設は少なくないですから、手ぶらでも簡単に始められます。家族連れや若い人も珍しくないので、誰かを誘って一緒に過ごす場所として魅力的です。現地にはスタッフが常駐していますし、分からないことは尋ねれば教えてもらえるので、初心者同士のカップルや夫婦でも楽しめます。どの方法を試すにしても、大切なのは本人が楽しいと感じられる切っ掛けを与えることにあって、興味を持たない段階でうんちくを垂れないことです。知識のひけらかしは、釣りに限らず苦手意識を強めたり嫌いと思わせる原因になってしまうので、不必要に専門用語を出したり説明をし過ぎないことが大事です。